★☆Umbrella Unbelievable☆★

「傘泥棒」

私は仕事の合間をぬって、週に2〜3回はジムに通う。
運動が目的だが、時にはマシーンで身体を動かす時間が
とれないこともある。
そんな時はサウナや入浴だけでもリフレッシュになるので、
家では風呂を使用したことがない。

本日、雨の中いつものように車を駐車し、
傘立てに傘を置いてジムに入った。
サウナで汗を流し、さっぱりした気分で帰ろうとした時、
傘立てを見て愕然とした。傘がない!

「またか~」

受付で「これで3度目なんです。また傘が盗まれました」と
伝えると、驚く様子もなく言われたのは、
「よくあることなんですよ。取られるのが嫌なら受付で預かりますけど」
との一言だった。 このジムはそんな多くの傘ドロボーがいるんかい!

初めて傘を盗まれた時「こんなことがあるの?」と驚いたものだが、
2回目、そして今回で3回目となると、驚きよりも呆れが勝る。
ただ、人の物を平気で盗むなんて、どういう神経をしているのだろう。

ビニール傘だし、安物だからいいかと思う反面、
大雨の中、駐車場まで濡れながら走る羽目になったことを思い出すと、
やはり腹が立つ。

それでも、数年前に経験した、もっと落胆した出来事に比べれば、
まだマシかもしれない。
その話を思い出すたび、今でも胸が痛む と言うよりえぐられるのだ!

あの時のこと

海外旅行で訪れたパリ。街を散策している時、
鮮やかなピンク色の大きなバラの花柄で光沢のある生地の傘、
とてもお洒落な傘を見つけ ひと目で気に入った。

値段を見て、一瞬買うのを躊躇したほど高価だった。
「雨の日にこの傘をさしたら、きっと気持ちも晴れやかになるだろう」と
清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した。
機内では手荷物として大事に抱え、日本に持ち帰った。

しかし、
その傘を手にした喜びも束の間だった。
帰国した翌日、日本円の両替をするために歩いて数分の銀行へ出かけた。
雨が降っていたのでその大切な傘をさして出かけた。
そして、ほんの2〜3分だけ、
通帳記帳のために入り口に置いてあった傘立てに傘を置いた。
記帳を終え傘立てに戻ったところ、傘は忽然と姿を消していたのだ。
ほんの2-3分のわずかな隙に、

「嘘でしょう~ 大事な傘が消えた なくなったぁ~」と大騒ぎ

銀行にも警察にも届け出たが、結局見つからなかった。

目立つ花柄だったので、誰かがさしているのではないか、
雨の日には、今なお通りを歩くたびに目を凝らして探しているのたが、
見つからない。まぁ~見つかる訳ナイわな。
それ以降、傘はビニール傘しか利用しないようになった。

人の物を簡単に盗む神経

人の物を盗むなんて、金額の大小に関わらず窃盗罪だ。
それなのに、世間ではこうした行為が軽視されているように感じる。
宝石店の強盗事件がニュースになるのは当然だが、
こうして平気で人の物を持ち去る行為も同罪では?
自転車ドロボーも然り、施錠されてない自転車が
空き地に数台乗り捨てにされ、犯人曰く
「施錠されていないから、乗ってしまった」と。

それが日常的に行われている現実に、
私は日本の未来を憂わずにはいられない。

それでも、私は傘を持っていく

そんな経験をしても、雨の日にはまた傘を持ってジムに行く。
それでも、心のどこかで
「また取られるのではないか」という不安が拭えない。

ジムの方にお願いしたい。
「この傘立ては、傘が持ち去られても構わない方のみご利用ください」と
大きく貼り紙をしていただくか、
もしくはジム側でビニール傘をたくさん用意して、
「ご自由にお使いください」としていただけないだろうか。

傘立てに置かれた傘を平気で盗む  あ・な・た!
もし少しでも良心があるなら、どうか考えを改めてほしい。

ビニール傘であろうと、宝石が散りばめられた貴重な傘であろうと、
それは誰かにとって大切な、大切な持ち物なのだから。

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